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たかすタロファーム|上川郡鷹栖町

プロフィール

たかすタロファーム 平林 悠(ひらばやしゆう)

年令:30 代 出身:名古屋市 家族構成:夫婦、子供3人 生産地:北海道上川郡鷹栖町
主要作物:米、とうもろこし、トマト

安定した製薬会社を退職し、やりがいと家族の時間を確保した
新規就農でのスタート

製薬会社から農業への転身

2016年春、遠く名古屋市から移住した一家族が鷹栖町の地で新たなチャレンジをスタートさせました。
前職はともに大手製薬会社に勤務していた平林悠さん、純子さんご夫妻とお子さん2人。鷹栖町で初めてとなる経営継承事業(後継者のいない農業経営者から新規就農希望者等へ経営を引き継ぐ公的な制度) を利用した新規就農を志し、75歳のベテラン農家、由良さんのもとで2年間の研修に励んでいます。
平林さんご一家の移住・就農は、悠さんの「思い」がきっかけでした。製薬会社の仕事に誇りを持ち、営業職として全国を飛びまわって仕事をしていた悠さんでしたが、お子さんの誕生が契機となり、家族と
の時間を大切に過ごしたいと考えるように。
また「自分で作ったものを自分で販売して幸せを届けたい」とかねてから魅力を感じていた農業への思いが強まり、転身を思い描くようになりました。

我が子に食べさせたいと思えるお米それを作り、それを皆にも食べてもらい笑顔になって欲しい・・・そんな思いで稲作に取り組む平林さん。

鷹栖町で実感した心ある農業

ご自身が「大好き」なお米を生産したいと考えた悠さん。就農先を探してフェアなどに参加するうち、 「おいしいお米を作ってきた土地を大切に引き継ぎたい」と継承者を探していた由良さんと出会いました。 「初めて訪ねたその日にすぐ『泊まっていけ』と自宅に招いてくれたんです。」と由良さんの思いと人柄に感銘を受けた悠さんは、具体的に鷹栖町への移住計画を進めていくことを決断しました。

鷹栖町で実感した心ある農業

移住を決心したとはいえ、お子さんがまだ幼いこともあり、安定した職を辞してのチャレンジにすぐに純子さんの理解を得ることはできなかったといいます。
そこで悠さんがとった行動は、製薬会社で培った能力を生かしたプレゼンテーション大作戦。北海道のお米の魅力や具体的に数値化した就農計画を企画し、「ビジネスパートナーとしてともに移住してほしい」と提案。
併せて鷹栖町の教育環境なども調べ上げ、ご自身が描く家族の将来像を伝えながら、純子さんの不安を丁寧に取り除き、晴れて” 移住計画採用” となりました。

*稲が色づき始めた9月上旬の水田。左に見える赤い屋根が平林さんご一家の新居。

あったかすな人に感謝

ご自身が「大好き」なお米を生産したいと考えた悠さん。就農先を探してフェアなどに参加するうち、師匠・由良さん宅から程近い場所の空き家をリフォームして移り住み、新規就農研修生として過ごした一年間。
悠さんは「由良さんをはじめ、先輩農家さんや地域の皆さんが温かく受け入れてくださり、声をかけて助けてくれる。鷹栖町に来て良かったと心から感じます」と振り返ります。
当初は移住に反対だった純子さんも、「幅広い年代の友人が増え、生活は思っていた以上に楽しいです」と生涯初めての農作業にも意欲的で、家庭菜園では35種類以上の野菜の栽培に挑戦。
「農村での暮らしを体験したい」 と全国から訪ねてきた80人以上の知人、友人の受け入れも一手に担い。
独立に備えて独自のホームページ開設を準備するなど、悠さんの欠かせないパートナーとして二人三脚で歩みを進めています。
「おいしいお米を作り、たくさんの人に届けて『鷹栖町』の名前を全国に広める活動をしていきたい」熱い思いの実現に向け、家族の物語はこの町でページを積み重ねます。

たかすタロファーム

〒071-1260 北海道上川郡鷹栖町20線14号4番地

 

たかすタロファーム紹介動画