原崎農園 原崎 拓也
年令:40代 出身:旭川 家族構成:夫婦 生産地:旭川市東鷹栖
主要作物:とうもろこし、大豆、じゃがいも、かぼちゃ
不動産業界から農業への転身、新規就農を目指し研修先の農家でアルバイトをスタート
15年以上不動産会社に勤務していた原崎さんは、在職中に農業法人のことを調査をしたのが農業に興味を持つきっかけになりました。やりがいや家族のことも考え、将来のビジョンを見つめ直して不動産業界から心機一転、農業を志すべく新規就農を目指しました。
新規就農の制度でやろうとしたものの、はじめはなかなかうまく進まず、研修やアルバイトで農業の勉強を重ねました。
5年勉強させてもらって、2012年に鷹栖町で就農するまで、多くの方に支えていただきやっとスタート地点に立てました。新規就農してから地域の方々がよそ者の自分を受け入れてくれたことに、感謝しています。
一面に広がるじゃがいも畑。うちの野菜をおいしいと思ってもらえたら、どういう風に作られているのか現場を実際に見に来てほしいと語る原崎さんの農園。
自分たちが美味しいと思えるものを育てたい!
美味しくするために有機肥料を使ったり、美味しくするために農薬を使わなかったり作物によっては減らしたりしながら作っています。
完全な“有機栽培”ではないのですが、美味しくすることにこだわって紐解くと有機物が必要だったり、蜂や微生物に影響があるような薬は使わないことだったりと、有機栽培に近いことをやっています。
親方から教わった「植物は人間がどんなに頑張っても作れない」「人間は作物を作っているのではなくて、人間の都合に合わせて美味しく実ってくれる手伝いをしているだけ」の教えを忘れずに、安心して食べられたり安全と思える野菜をなおかつ自分たちが美味しいと思える野菜を育てています。
農作業に取り組む研修生の姿も。原崎の農園では全国から学生も含め、農業研修生の受け入れも行なっています。
忙しい都会の人にこそ、“あったかすな美味しい野菜”を食べてほしい
実際に栽培している作物は30品目100種類。その中でも、フルーツコーン系の白いトウモロコシ“ロイシーコーン”をはじめ、カラフルかぼちゃ4種やバターナッツ(ひょうたん型のかぼちゃ)生で食べられるコリンキー、ジャガイモは6種類、大豆、アスパラやトマトなどに力を入れています。
新鮮でとにかく美味しいので、そのままサラダで食べたり料理に挑戦してみるきっかけになってもらえたらなと思っています。特に都会の現代人はとても忙しくて、家で料理をして食べるという日常の一コマがとても贅沢な時間になっていると感じています。
自分たちが大切に大切に育てた”あったかすな美味しい野菜”を食べることが、ストレス社会で頑張る現代人の癒しになったら嬉しいです。
原崎農園で育った、安全で美味しい元気な野菜たち
原崎農園
〒071-1252 北海道上川郡鷹栖町12線14号