たかだ畑 高田 道浩
年令:50代 出身:比布町 家族構成:夫婦 生産地:比布町
主要作物:トマト
ボーリングのプロの先生から農家へ転身、日本一のトマトを育てたい!
前職は大手酒造メーカーのボーリング部門に勤務しており、プロ教育もこなしていたという、高田道浩さん。16年勤めて目標だった日本一のボーリング場にできたので会社を退職し、農家になりたくて、今度は農家で日本一になろうと思ってはじめました。
実家のトマト農家を継いだ際、北海道で誰もやっていない方法である「Uターン」という方法で全部のトマトを育てることに挑戦しました。
以前はほとんど市場に出荷していたのだが、子どもたちに真っ赤な本物のトマトを食べてほしくて部会を抜けて自分の箱を作り、いつかは高田さんのトマト美味しいね、高田さんのトマト入ったら教えてというようなお客さんが増えて、直接買いに来てくれるお客さんが増えたらいいなと思い作り続けてきました。
徹底された管理の元、元気に育つ完熟トマト
おいしいものを育て続けていれば、お客さんが喜んでくれるから
就農してから約20年。おかげさまで現在はたかだ畑のトマト人気も高まってきて、だいたい春先にはお客様をお待たせしてしまう状態になりました。
人気の秘訣は”甘くてとにかく美味しい”に尽きます。6月上旬~7月半ばにかけての最盛期には、大玉トマトでも糖度が10度にもなり、ぜいたくトマトは12度かそれ以上になります。
流行りもあってか有機栽培や無農薬栽培がいいと思っている人も多いが、完全な有機や無農薬にはこだわっていません。もちろん有機肥料も使いますが、何よりバランスがいい土で育った作物が身体にもいいと思っています。作物を育てるのに一番大切なのは、やっぱり土なんです。
土壌分析して、足りない微生物や成分を補って、身体にいい美味しいものを育てたらお客さんは喜んでくれます。お客さんの喜んでくれる姿が、一番の励みになります。
楽器という共通の趣味を持つ高田さんご夫妻。高田さんはトロンボーン、奥様はクラリネット奏者
植物は自分自身で育つ、人間はそのお手伝い
「トマトがトマトをつくるのであって、人間はいくら頑張ってもトマトを作れない!」というように思っているので、自分はトマトを作るとは言いたくありません。
トマト農家として大切にしているのは、徹底したハウスの管理と良い肥料を使うこと。肥料に関しては良いものであればその分コストもかかりますが、美味しいトマトを育てるには不可欠です。他にも、農薬は極力使わないようにすることや、お手入れを怠らないことなどありますが、やっぱり夫婦で楽しく仕事をするということが一番です。
ハウス内の換気をする高田さん。ハウスの管理は細部にまで気を配ります。
たかだ畑
〒078-0321 北海道上川郡比布町北1線3号